比内地鶏
まずは、比内鶏についてご説明させていただきましょう。
比内鶏は、ほかの鶏と比べると成長が遅いわりに繁殖率が悪く、
病気にもかかりやすく、周囲の音など環境にも敏感なことから、
商品として販売するには難し鶏でございます。
(昭和17年、国の天然記念物に指定)
その生産性の低さを解消するために、゛比内地鶏゛ が生まれました。
比内地鶏は、比内鶏の特長を引き継ぎながら生産性を向上させるため、
秋田県畜産試験場が数百の鶏の中から選び抜いた、
゛ロードアイランドレッド゛ の雌を掛け合わせた一代限りの雑種となっております。
比内地鶏の特徴としては、赤みが強く適度な歯ごたえがある肉質であり、
鶏肉を鍋に入れたときに細やかな脂肪が浮き、鶏肉本来の持つコク・香りが出ることが挙げられます。
味は、キジ・ヤマドリと同じような風味と香味を持っており、
噛みしめるほどに味が出てきます。
秋田の味覚を代表する、゛きりたんぽ鍋゛ に欠かせない材料でもあります。
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